お久しぶりです、シリーズ「中小路家は永久に不滅です」、今回は、コロナ疎開編。
いよいよ春満開、晴れて弟も社会人。1年で最もワクワクする季節と思いきや、、、コロナ。
リモートワークが続き、会いたい人にも会えない日々、孤独を極めた子どもたちは実家に帰ります。
家族4人が集うと活気が生まれ、無邪気さを取り戻し、小さいことで大笑いし、毎日美味しいものをたくさん食べ、全員、すっかり英気を取り戻したのでした。
コロナは、家族で乗り越えるんだ!!!
ということで、恒例の中小路家のよもやま話です。
特にためになる話をするつもりはないので、少し暗いご時世の中で、皆さまにクスっという笑いを提供できたら嬉しいです。
中小路家のファンの皆様、軽く読んで下さい。
キャラクターおさらい
父・佳史:変人だけどチャーミング。京都中小路家の3人兄弟まん中。家族で最保守。でも一番家族思い。
母・佳代子:顔は国生さゆり似、お育ちの良い箱入り娘に見えておてんば。すぐキレる。教養アリ。さくらJAPAN通訳。
姉・葵:日本語を話すイタリア人。怖いもの知らず負け知らずだが、見切り発車の自由人。行動はぶっ飛んでるが、話はロジカル。
弟・渉:ラクロス大学ラクロス部卒業、晴れて社会人。なんだか不器用で頼りないが、ハートは熱い。日本男児。あねき大好き。
「そら豆と生ハムの春のクリームパスタ」姉の疎開クッキングはノンストップ。 「アスパラと卵のポルペットーネ。」
1 姉弟キャッチボール、15年前と何も変わらない、変わったのは、、、
土曜日の朝10時すぎ、姉は「わっくん、起きて!!キャッチボールするよ!!!」と寝てる弟を起こした。
「なんだこの展開ww15年前と変わらないじゃないか」と笑いながら徒歩30秒の公園へ。
バットとボールで野球ごっこを始めたが、弟が暴投すれば姉が「へたくそ!取ってこい!」と自分は動かず、弟が良い当たりを打つと「ファール!!」と姉有利なジャッジ。15年前、10歳の時と何も変わらない。
ところが、1つだけ変わったもの、それは、、選手の名前。
全部イタリアンネームになっている!笑
15年前の「3番ライト高橋由伸」は「3番レフトヴィットーリオ」に。
弟はもはや言えていないが構わない。そんなことより一球入魂だ。
姉は大好きなイタリアに心地よさを感じ、通りの名前に思い出が蘇る。
あんなに小さかったのに、色んなものを見てきて、ここでこうして童心に帰って野球に夢中になっているのだから、狐につままれたような不思議な感覚だ。
春の空に響く。「ツーアウト2,3塁、5番ファースト、アレッサンドロ!!!!」
2 ”別荘”にて、たけのこをば。
説明の詳細は省くが、家から車で30分くらいの田んぼの中にセカンドハウスがある。
週末にピクニックをした時のこと。
なんと、庭にたけのこがはえている!!
パパ掘って〜〜と最初はみんなパパ任せだったのに、見ていたらやりたくなった。
こういう時にまっ先に鎌を持ってチャレンジするのが姉だ。
ここからは、動画を見たほうが面白い。
www
働かざるもの食うべからず?
いやいや、私が働くと、可食部が減る。笑
戦利品!
その晩、掘りたてのたけのこは、さっそく、イタリアのマンマ仕込のパスタの名人の姉の手によって、ポモドーロパスタになりました。

みんな、Buonissimeだったよね?→Siiiii!!!
3 平成生まれ令和育ちの明治人。Lineは「ツーツー」
先に帰るという弟。乗り換え案内アプリに湘南新宿ライン遅延とある。
姉は「わっくんが乗る時の遅延を電報で私に伝えるように」と言った、たしかに、電報送ってくれといった、
そしたら、、

これにはさすがに笑ったwww
「我、不動心を持ちて、あにあせらんや。武士の誇りを持ちて動じず」
は完全にこじらせているwww
ちなみに、私の返事の「桜は散れどもこれ悔やまず。前に進め。」
とは、何も奇襲や特攻を意識しているのではなく、前の夜に弟が「ビジネスは結果が全てだからうんぬん」とビビっていたのを、「いや、失敗しまくればよいのだ。バットを振り続けるのみだ」と言っていたのを受けている。
これに対する答えは、
「風吹かば吹け、波立たば立て」
であったw
どうにも、変わった姉弟である。
いわく、弟が吉田松陰ならば私が高杉晋作ということだ。
ふたりとも、いわゆるパッション先行型なのだが、私は「想いを形に」というのがきたる20代後半の目標だ。
一方の彼は、、、吉田松陰がホットペッパーの営業やったらどうなるのだ?w
疎開終了。お互い頑張ろう!
さて、こうして疎開生活はあっけなく幕を閉じました。
次に集まるのはいつだろうか。
気づけば、当たり前は、当たり前でなくなっている、そんな当たり前に気づくコロナ疎開でありました。
だけど、先が見えなくても、どんなに大変なことがあっても大丈夫。
明けない夜はないから。戻ってくる場所があるから。
笑って笑って、みんなで乗り越えていこう。
P.S. 「1番近いイタリア」よかったらぜひ応援ください!

こんな私は、雑誌「1番近いイタリア」を刊行しています。
ヴェネチアでの日々を独自の視点で語るエッセイ、テーマ食材アスパラを使ったイタリア家庭料理のレシピ集、生産者を取材したストーリー、タイムリーな話題など、内容をぎっしり詰めています。
未熟な令和の高杉晋作の、完全プロダクトアウトの作品なので、届けるべき人に届いていないのか売れ行きがまだまだなのですが、パッションを込めて、内容のあるものになりました。
そして、今号の分の売上は全て、コロナで大打撃を受けたイタリアの支援に回します。
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