いざ、バルバレスコマラソン!涙と笑顔、あのランゲの丘を私は一生忘れない!

バルバレスコマラソン完走しました!

普段マラソンなんて全然やりませんが、バルバレスコというワインと白トリュフのために、そしてやっぱりランゲの丘を走る事を想像した時のその強い憧れのために、アルバまでやってきて走ってみました。

「そこにワインがあるから」と勢いだけで参加を決めたので、ワインと景色を楽しむ気まんまんのはずが、スタートの「ぱーん」という音でスイッチが入り、「そこに山があるから」の精神で、全力で頑張ってしまいました。

終わってみれば、タイムは2時間59分36秒。

最初、すごい登り坂が続いた上、自分のペースを知らず飛ばしまくったので、息が上がってものすごく苦しくて、もうほんとに間違えたと思って、日本語で「もう無理」を連呼していたその瞬間、ぱっと視界がひらけて、眼下に夢にまで見たランゲの丘が広がりました。絵のようにどこまでも続くぶどう畑、その1つ1つが織りなす赤黄橙に秋めく丘、あの景色を私は一生忘れません。神様は、頑張る人を見捨てないんだと思って、人生に対して勇気が湧く瞬間でもありました。

日本から私が巻き込んでお連れした皆さんは、全員ウォーキングだったので、私は一人。途中ありえないほど滑る急な下り坂で、80歳くらいのおじいさんと地元のおばさんとイケメンに手を引かれたり、たまに一緒に喋りながら走ったものの、ほとんど一人走ったので、色んな意味で自分と向き合う時間でした。

苦しい時にどんなマインドになるか、その中でどうやって自分のベストを尽くすのか。これは私がマラソンから得た新たな自分への理解でもあります。

それから色んな事を考えました。90%は「ランゲ最高」と思っていましたが(いや、本当に気持ち良いのです、秋晴れのランゲを走るのは!)、人生どうしようかなとか、どういう生活が送りたいな、とか、考えているうちに、今悩んでいる事はいずれにしてもとてもちっぽけで、きっと先には良い人生があるんだろうな、と思ったりしました。

でも、なんというか、1つ思ったのは、頑張る事は悪くない、と思いました。私は頑張りたい人なのだとも思いました。

ひょうひょうとしてキラキラしているように見せて、いわゆる’かっこよく’いる事もできるけれど、こうしてドロドロに苦しんで、ぜえぜえしたことで見えてくる事って何にも代えがたいし、そうした新しい発見を常に追える人でありたいと思ったりしました。

そんなこんなで、バルバレスコでの折返し後、後半はあっという間に過ぎ、いよいよアルバが見えてきました。

あと3キロくらいの時、非常に足が重くて、肺も痛くて、もう全部歩いて帰ろうかなと思ったけれど、フルの男子トップの人が通って、伴走車についてタイマーが2時間40分とあって、頑張ったら3時間切れるんじゃないかと思って、また走り出しました。

走り出したら頑張れるもので、緩やかな下りをアルバの街までおりていくと、地元の人が沿道応援にいました。街に入ってからが苦しかったけれど、ここで歩くのもカッコ悪いと思ってあと少しと言い聞かせて走りました。

最後は、今朝スタートしたDuomoの裏でゴール。

感極まって、メダルをかけてくれたスタッフの方とハグしていた気がします。

一生大切なもの。

美しきランゲのランコース。

番外編ですけれども、私がイタリア最大の新聞「La Stampa」に載ってしまいました。

画像に含まれている可能性があるもの:1人

私が主催する「パスタとワインの会」の中でお声がけしたら集まった9人。桃太郎のように集まってくださったあおちゃんずと言われる一行は、旅を本当に楽しいものにしてくれて、感謝。

完走。死闘のバルバレスコ。幸いバルバレスコは熟成にたえるワインとはいえ、いくつになっても思い出を飲むことは出来まい。

番外・大満足のピエモンテ料理の数々

秋は、ピエモンテが主役だな、と。トリュフを始めとする、あらゆるきのこの圧倒的なクオリティ、それから栗やヘーゼルナッツやくるみも、すべてが旬。

ピエモンテ料理のキーワードは、肉、ソース、赤ワイン、重厚、あたりかな。
どっしりと重厚な、フランスに近い山の料理です。

マラソン後のランチ。

その他みんなで食べた郷土料理。

泊まったランゲの丘に位置するアグリツーリズモ。朝はたっぷりのきらめく朝ごはん、ランゲの丘におはようの伸びをして、夜はワインを開けて女子会。

Grazie mille.

マラソンに、旅のコーディネートに通訳にトラブルシューティングに、食べ過ぎ飲み過ぎで満身創痍で帰国しましたが、弾丸ピエモンテは、間違いなく一生の思い出となりました。

皆さんありがとう、イタリアありがとう!

では、また会える日まで!

Grazie mille,

Aoi

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