来週からピエモンテに行くので、料理の予習をば。
ちなみに、ピエモンテ州に行くのは、バルバレスコマラソンと白トリュフ祭りに参加するため!飲んで、食べて、走って、、、、恋をするか、また飲むか!笑
詳しくは、こちら。
フランスに近い山間に位置するピエモンテ州、荒川静香が金メダルをとったトリノがピエモンテの州都です。
ピエモンテの特徴は、一言で言うと、「重厚」。
フランスに近く、サボイア家の王朝文化が栄えた影響もあり、バターやラードをたっぷり使った重めの料理が多く、ソースが複雑で繊細。
非常にフランスっぽいですね。(ちなみに、方言もフランス語に近いらしい。)
太陽の光を受けて育った新鮮な素材を、シンプルにオリーブオイルと塩で味わう、あのイタリアのイメージとはかなり外れた、これまた面白さがあります。
では早速、紹介に移ります。
Antipasto
華のアンティパスト。代表的なものを2つ。
Carne Cruda(カルネクルーダ)

レシピもここから見れます。:
http://blog.giallozafferano.it/gelsolight/carne-cruda-alla-piemontese/
名前の通り、生のお肉です。肉は仔牛か牛。味付けは基本、レモンと塩コショウだけ。
Bagna Cauda(バーニャカウダ)

https://ricette.giallozafferano.it/Bagna-caoda.html
にんにく、アンチョビ、オリーブオイルのソースに旬の野菜をつけて食べる、あのバーニャカウダはピエモンテ出身!
あとは、有名なVitello tonnatoもAntipastoで出たりもしますが、今回はSecondoで紹介します〜。
Primo
私がはPrimo好きなので、各地のPrimoに非常に興味があります。では、ピエモンテの代表選手は、、!
Tajarin(タヤリン)

小麦粉100gに対して、卵黄4つ!(普通は小麦粉100gに卵1つ)まっ黄黄なわけだ。。今の季節は、贅沢にTajarin al tartufoが最高です、特に今だけ出る白トリュフはアルバで必食!
Agnolotti(アニョロッティ)

https://www.gustissimo.it/ricette/pasta-carne/agnolotti-piemontesi.htm
パスタ生地にローストしたお肉や野菜を詰めたパスタ。作ろうと思うと時間がかかるけど、私は詰め物系パスタが大好きなのだ。
あとは、バローロのリゾットや、ゴルゴンゾーラのリゾットもピエモンテらしさ満点の力強いPrimoですね。
Secondo
さて、Secondo。ピエモンテは基本、肉ですね。
Vitello Tonnato(ヴィテロトンナート)

仔牛を薄くスライスしたものに、ツナ缶ケッパーアンチョビゆで卵マヨネーズから作るソースをかけたお料理。
不思議ですよね、私は最初に聞いた時ええ?ってなりました。
海のないピエモンテでツナ?イタリア料理にマヨネーズ?そもそも肉料理のソースに魚要素?
ふむ、食べれば納得。よく合うのだ、とても。
ここで言いたい!やっぱピエモンテはフランスでは!
洗練されたソースの文化、ツナ缶が運ばれるだけの理由、これを可能にするのは王宮文化。Cucina Povera(庶民の食)のイタリア料理からすると、相当外れ値だと思います!これだからイタリア料理は面白い。
話が脱線、ピエモンテ料理の紹介に戻ります。
Brasato al Barolo

http://www.italiadiscovery.it/ricette/6090/brasato-al-barolo
牛肉の赤ワイン煮込み。といえば馴染み深い。なんとイタリア赤ワインの王様、バローロで煮込みます。美味しいわけがないいい。
Dolce
お腹いっぱい?ピエモンテ料理は重いですものね、、でもドルチェは別腹!
Bonet(ボネ)

https://www.agrodolce.it/2018/09/14/bonet-la-storia-del-dolce-piemontese/
簡単に言うと、アマレッティを使ったチョコプリン。ピエモンテはチョコレートが有名なので、ドルチェというとまずはこれ。
Panna Cotta

https://ricette.giallozafferano.it/Panna-cotta.html
名前通り、生クリーム(Panna)を温めた(Cotta)しただけのシンプルなドルチェ。山のピエモンテは乳製品が美味しいから納得。Bonetは綴りからしてフランスっぽいけど、パンナコッタはシンプルでイタリア料理っぽい。
Vini
ワインは、、気持ちがこもりすぎて書き出すと長すぎるので、淡々といきます。
Barolo
言わずもがな、王のワインであり、ワインの王。
Barbaresco
ワインの女王。バローロと並んで高級ワインの双璧、ともにデリケートなネッビオーロ100%。マラソンに行ってきます。笑
Barbera
バルベラという種は、テーブルワインにずっと使われてきたと聞いた事があるけれど、カジュアル。
ピエモンテは生産量と知名度的にもやっぱり赤なイメージ。料理も赤に合うものばかりですしね。
白だと、ロエロアルネイス、ドルチェットだとモスカート・ダスティとかは有名ですね。
Caffe
Caffeでどうしても紹介したいのは、Bicherin(ビチェリン)というチョコレートドリンク。

チョコレートの街トリノで生まれた、エスプレッソとチョコと生クリームのカフェ。ふう!
Formaggi
ピエモンテのDOPチーズ。
- Bra
- Castelmagno
- Gorgonzola
- Murazzano
- taleggio
- toma
- robiola di roccaverano
- Ossolano
- Raschera
50のイタリアDOPのうち、9つはピエモンテのものってすごい。
Salumi
ピエモンテのDOPサルーミ(ハム・サラミ類)。
- Salamini Italiani alla Cacciatora
以外に1つだけだった。(イタリア全部では20)
まとめ
ピエモンテは、、、
重厚、フランス、山、赤ワイン、あたりがキーワードですね!☆