「旅×料理で事業をやりたい。社長に事業案を持っていった時の話@Cookpad

温めていたアイデアを事業にしたくて、岩田さんに新規事業の案を持っていきました。
この記事ではその時の話をしたいと思います。

その時のフィードバックで改めてCookpadの目指す高い目標と、Creatorを育むという信念に感銘を受けました。そして、みなさんも私の事業にアイデアやコメントがあったら頂きたいです!

事業案の内容

まず、私が考えている事業案「旅×料理」の内容はこちらです。

https://docs.google.com/presentation/d/15U6mcluNBXOSgiEsVyFVBMGSpLLHLccVeqA7ICilaGE/edit?ts=5d49acb8#slide=id.g6119a55612_0_43

What

74カ国に展開するCookpadのCommunityを基盤とした、クロスボーダーの体験
→本場レシピのプラットフォーム
→帰国後の料理を楽しくし、食卓を彩り、人生を豊かにする。

Why

私:
料理と旅にPassionがあるから。

会社:
日本において料理の最大のプラットフォームだから。
世界74カ国に展開するグローバルな料理のコミュニティを築いているから。

社会:
人生を豊かにする料理に、もっと引き出すべきポテンシャルがあるから。
旅自体”行って終わり”が多く、旅における食と帰国後の料理がなかなか結びつかないから。

How

1 現地Authorと料理体験マッチング
2 帰国後にレシピ化


原体験と思い

今年のGWに、Cookpad ItaliaのFirenzeで行われたパスタイベントに参加しました。

その時に集まったAuthorどうしが教えあってパスタをこねていましたが、私はその1つ1つ全てが新鮮で、小麦粉と卵だけで次々に作り出されるあらゆる種類のパスタに驚き、言葉に表せない感動の体験でした。

材料はシンプル、帰ってきて家族にニョッキを作り(父は大喜びで手持ちのマイルを全部くれた)、友達や同僚にも手打ちのパスタを振る舞っています。

これが、料理と旅をかけ合わせる面白さであり、豊かさ だと思いました。

私は今まで5大陸50カ国くらい旅をしてきましたが、語りきれないくらい思い出はありますが、食には特別な感動があります。

食を囲む幸せはユニバーサルなのに、その食自体は全く違う。
食を作る土地や歴史、食卓を囲む人々、作り手、そして育まれる料理そのもの。
毎回ワクワクして、感動して、でも食べ物は持って帰れない。食べてしまったら終わり。

だけど、スキルや知恵は持って帰れる。

フィレンツェのパスタクラスの体験が、 旅と料理をかけ合わせる事で帰国後まで豊かになる事を教えてくれました。

”〇〇に行ってきました”で終わらない、その後に残る旅を作れるのは、料理だと思うし、それが出来たら、旅は帰国後の料理を楽しくするのに大きなインパクトを与えられると思います。

岩田さんのフィードバック

というプレゼンをしたら、以下のお話をもらいました。

ーーーーー

最初に、すごい楽しい案だし、これが全世界で実現したらすごい楽しい世界になると思う。
一方で、ビジネスとしてどうか、と、Cookpadとしてどうか、今の結論として難しいと思う。

というのも、

Cookpadの置かれる現状

世の中は、ものすごいスピードで料理をしなくなってきている。

発展途上国では、ファストフードが立ち並び、(人口が増えているのに)、先進国では、Uber eatsなどが生まれている。

その動きに逆らうのがCookpad。

だから、そのものすごいスピードでインパクトのあることをやらないといけない。

その上で、

ビジネスを考える3つの輪

やるべきか、勝てるか、儲かるか

まず、このビジネスは、やるべきか?

これは、広義の意味では入る。

Cookpadは上でもあるように、インパクトのあることを目指しているから、ハレというよりケにフォーカスしている。

で、旅行というのは圧倒的にハレなのだけど、ものすごいインパクトがあるからその後の生活に影響を与えうるから、そういう意味でケにもインパクトがある。

そういう意味では、旅は筋の良い所。

次に、勝てるか?

勝てるかは、マーケットを支配しないといけない。
例えば、これ、Airbnbがやった時に勝てるのだろうか?

そして、儲かるか?

C2Cの成功・失敗パターンを今分類しているけれど、この場合、2つの点で難しい。

まず1つは、人が2人絡むのはすごくハードルが高い 。
例えば、Airbnbは鍵の受け渡しを自動化する事で、人と人のマッチングから人とモノのマッチングになって、格段にマッチングが楽になっている。

もう1つは、マッチングのタイミングが、今この瞬間でない事。
2者が絡んでもうまくいくのは、今この瞬間に必要でマッチングするから。例えばUber。
旅行となると’来週の予定’のようになり、するとマッチングが格段に難しくなる。

このマッチングの難しさを乗り越えるのは、 頻度がものすごく高い か、単価がものすごく高い か、どっちかに振らないといけない。

ーーーーー

なるほどなるほど。勉強でしかない。お持ち帰り。

しかし、事業を作るって本当に難しい。

今年25になって、20代後半の目標は、 「想いを形に」 なのですけれど、形にするのは至難を極める、と改めて思いました。

Creatorを増やす

Cookpadがやらねばならない事について、事業について、C2Cについて、沢山お話を頂いた最後に、
今、私がコミュニティビルディングを行う中で抱えていた疑問をぶつけてみました。

Q レシピを書く事と料理を楽しくする事にはギャップを、どう捉えていらっしゃいますか?

背景:今の海外事業部の注力は、とにかく投稿者を集める事。
料理が好きな人は沢山いるが、純粋に料理を楽しむ事とレシピを書く事はジャンプがある。

A  Creatorを増やしたい んだ。

(Truthsにも”the world is a better place when there are more creators”とありますね)

例えば、農業。これは食を生み出す源泉の人々。

それから、レシピを書く人。
書くことで、人に伝わる。みんながそれをやれたらそのインパクトはすごく大きいよね。
自分も人に教えるとなると、もう一度復習して、自分のものにしなければならないという意味でも意味がある。

だから、Creatorがコミュニティの熱量。

今は、レシピ投稿者をいかに増やすか、楽しんでもらえるか、にフォーカスしているけれど、もっと本来的には、Weekly Active Creatorを指標にしたい。

ーーーーー

という、予定の時間をはるかに超えて、濃い時間を頂きました。

この場を通して、Cookpadの目指すべき話を直接お聞きして、目線がぐっと上がった思いです。

そして、最後にこのような言葉を頂きました。

でも、1年前に同じことを、葵ちゃんが今思っているようには思えなかったと思う。

こうしてやってきたからこういう壁にぶつかって、今の話でそう思えるのだと思う。

それが成長。

またいつでも持ってきてね、この案のブラッシュアップでも、他のアイデアでも。

最後の言葉は、私にとって大きな意味を持ちました。

コミュニティビルディングは本当に迷子になる事が多くて、苦しい事も沢山、沢山で、でも、今までやってきた事でちょっとは前に進めているのかな、と思えて、すごく勇気づけられました。

岩田さんには、お忙しいのに貴重なお時間を頂き、そして社内でも色んな方々にお時間を頂いてちょっと見て頂いたりして、本当に感謝です。

この事業案はまだまだブラッシュアップが必要ですが、本業務の傍ら、温めながら形にしたいと思っているので、どんなことでも良いので、ぜひアドバイス頂けたら嬉しいです!

ではでは、Ciao!;)

※Cookpadでやるということを前提にしているわけではなく、シンプルに「旅×料理」で事業をやりたいので、広くアドバイス募っています!

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