この夜をば~大ハプニングとベルベル人たちとの素敵な夜の日記~

5月26日お誕生日の夜、私はサハラ砂獏の砂に寝そべり、夜空にぎっしり、それはもう言葉にできないくらいぎっしり輝く星空を見上げていました。Just PERFECT.

わざわざ被せたかどうかは半分意図的、半分偶然ですね。急にサハラ砂漠でラクダに乗りたくなって、飛行機が安かったのが15日発か22日発。その前台湾行って最後にぞういたんに会いたいし、モロッコの後ヨーロッパ行くから15日だとお誕生日はヨーロッパか、って思って、22日発にしました。日程を組んでいったら、ちょうど26日は砂漠ツアーの真ん中だったのです。

ちなみに、この砂漠ツアー結構トリッキーで、実際砂漠に行くのは、2日目夕方と3日目朝だけなんですよ。あとは、世界遺産のあいどぅ〇〇(なんだっけ笑)とか色んな所巡り巡るんです。

だから、1日目なんて渓谷にあるちょー良いホテルに泊まってました。しかも私は交渉の結果、バルコニー付きのスイートにしてもらって、独身貴族のような暮らしでした(笑)。

アイトベンハッドゥ!(調べましたーw)
降りるとこんな感じですー!中世にキャラバンがラクダを連れて旅をしていた頃、砂漠の玄関口として栄えていたようです。今は、5家族が住んでいるそうです。
ダデス渓谷!

まさかのハプニング

で、2日目お昼ご飯を食べて、満を持してようやくいざ砂漠へ!って時に、本当に信じられないハプニングが発生したんです。

なんと、車が壊れたwwwwww

ドライバーが結構Shittyで、この時も何がどうなってるのか何も言わないので、すぐ直るんだと思ってたんですよ(実際、「10 minutes」とか言われたし)。
そしたら、色んな人が集まってきて下にもぐってやりだすけど、全く動かない。40分くらい経過したところで、ドライバーだけ一人でバイク二けつでどっか行っちゃって、私たちは置いてけぼり。灼熱の太陽でどんどん車が暑くなってきて、死にそうになって外の日陰で待機(どうでも良いけど、なぜかここは奇跡的にWi-Fiがあったw)。何も状況が変わらないのに、ただ直すために待たせてるってことにめっちゃ腹が立ってきた。夕日が見れなくなっちゃうよ~。

問題解決力っていうのかな、もうちょっと頭を使って欲しいわ~。車は砂漠に行くための手段であって、目的はクライアントを砂漠まで届ける事なんだから、手段を直す事に固執しないで、違う方法で届けることを考えればよいじゃん。私が思ってたのは、そこたまたま砂漠前最後のタウン的な所で、沢山タクシーとか同じようなバンとか大きい観光バスとかが通るので、私たち15人一気じゃなくても良いから、どうせ同じところに行く彼らに乗せてもらえばよいかと。特にがらすきの観光バス。これならみんな余裕で乗れる。
で、ドライバーが帰ってきたときに(なんか修理道具を買いに行ってたらしい)、「ここから砂漠に行くまでの時間と夕日の時間計算して、その時間までに直らなかったら、他の手段で行けるよう計らって欲しい」って言いに行ったんです。そしたらアラビア語で返してきやがって、聞きいれない。げきおこ。なめんなよ。彼もツアー会社の雇われの身だから、エクストラでかかった費用の処遇とか心配してるんでしょうね。ここで、パリ政(パリ政治学院)から来ていた子で日本人の男の子が一緒だったので、彼にぶーぶー日本語で文句言えてた事が、とっても精神衛生上良かったです。

で、Finally fixed! ってなって、車に乗り込むときに、様子を見に来ていた民族衣装を着たモロッコ人が「hello~ Sunset~~~」って私に言ってきた。たぶん、私がSunset見れなくなるって心配してたからだろうけど、あまりのKYに「はあ?」ちょーーーー怒りの頂点。かれこれ2時間スタックしたため、夕日には絶望的な時間で、悲劇中の悲劇なのに、この呑気野郎。
ちなみに、彼は、’You are lucky because if this happened in the desert…’とか言いだして、上記日本人の男の子に’Huh? Come on, at least you can’t say we are LUCKY’ってびしゃって言われて、黙ってました。あなたは何度も行ったかもしれないけど、私たちにとってこれはお金で買えないようなものなんだからね。
そんなこんなで、遅れを取り戻すべく、猛スピードでメルズーガに。運転が荒すぎて、一か八かの勝負でした。後ろの席は、普通に何度も頭を天井にぶつけたらしい。

ようやく着いた時、すでに夕日は傾いていて、でもぎりっぎりセーフでちょっとだけ見れました。本当は1時間半くらいラクダ乗った後に見る予定だったのですが、ラクダに乗ったところから眺める感じでした。でも、まあ見れたっちゃ見れた。

けど、その後、砂漠の奥のテントまで2時間くらい乗り続けるのです。これが、考えようによってはとても良かったかも。だんだん暗くなってきて、ラクダの上から一番星が見えて、さらに暗くなっていく中、静かな砂漠を移動し続けます。ラクダが砂丘を登る時、顔が上向くじゃないですか。そうすると、満点の星空が広がってるんです。言葉には言い表せない感動でした。「真っ暗な夜の砂漠を移動しなければならなくなった」、ともいえるし、「星空の下でラクダに乗れた」ともいえます。前者を言ってた人が多かったけど、私は後者も特別な経験だったのではないかと思います。

あーあ、砂漠に到着した瞬間、日が暮れちゃったTT

満天の星空の下で

かれこれして、テントに着き、遅い夕食を食べました。大きなタジン鍋です。
この後、ベルベル人が太鼓みたいなの叩いて音楽やってたんですけど、どこで知ったのか、ハッピーバースデーの曲が流れて、私が前で太鼓を叩いて、みんなが歌って祝ってくれました。ありがたや。

この後も色んな話をしました。みんな才能豊かで素敵な人ばっかりで、
パリ政から来た3+1人組は全員少なくとも3か国語はぺらぺらで、でもそれが被らないから私たちの間では常に5か国語くらい言語が飛び交ってたり、
可愛い顔の韓国人の男の子が18歳から5年間同じ彼女と付き合ってて、その長続きのTipsを聞いたり(結構ぐっときます)、
オーストリアから来た医学部の男の子が「日本はこうなんでしょ?」って目を輝かせながら、えーそんなの聞いたことないわっていう面白い偏見をぶつけてきて、笑ったりしてました。
そして彼は事あるごとに、私に、どうやって君はそんなに旅行するお金を稼いだんだって言ってきて、みんなに笑われてました笑。ちなみに彼は3年前、行ってQかなんかでチェロを吹いて、50€もらったらしい。
誰も英語が母国語の人がいなくて、ちょいちょい「Pardon?」ってなってたけど、でも通じあえて良かったです。

ベルベル人との会話がめちゃ面白くて、でも深くて

そして、食後には何人かで外に出て、星を見てました。そしたら、ベルベル人(原住民)が「さそりにさされちゃうとnot happy」って言って、カーペットを持ってきてくれました。そこで寝そべりながら、沢山お話しました。基本、英語の文法とか発音とかめちゃくちゃなんだけど、色々と本当に面白かった。

例えば、一番最初から’Maried?’って聞いてきて、当然Noよって言うと、’!?!? You are 23!’ってめちゃ驚かれて、みんなに聞いて回って、みんな私よりちょっと(2つくらい)年上だけどSingleだったから、なんかショックを受けてました。ベルベル人の平均では10代か20くらいで結婚するらしい。そこまで驚かれるとショックだわ笑。ちなみに、彼は20の時に15の子と結婚したらしい。なるほど。

で、一夫多妻制の話をし始めて’Having many wives is good’って、何度も熱く語るんです。それ女性にとってunfairだって言ったんだけど、聞きいれず、そうやって言ってたくせいに、’How many wives do you actually have?’って聞いたら、’Me, one is enough’ってあっさり言ってて、なんじゃいwww うけたわ笑

しかも、良く分からない場面で、突然、「うーうふふふふふふふ」って野太い声でばか笑いしだすんです。それが面白すぎて面白すぎて、私笑いが止まらなくなって、おなかねじってばか笑いしてました。今もあの笑い声思い出して笑えてきます。

そんな面白い会話の中に、基本純粋で穏やかな彼が静かな声でひょろっと良い事を言うんですね。
例えば、「何事もやってみないと何も成し遂げられないけど、やってみたら出来るもんだよ」とか。「やらない後悔よりやった後悔。迷ったら前へ」っていう私のモットーと重なる所があって、ただただ共感。ベルベル人とも共有できるなんて。

その中で、私たちが天の川を見つけた時、彼が、天の川はベルベル語で「Arrival of sky」というと教えてくれました。私はこれを聞いた時、天の川の到来とともに、私の新しい一年もやってきたのだな、と思って、一人じーんとしていました。
その時の一句がこちら。

赤土の温もりを背に見上げたる 天と到来 新たな1年

”昼間の陽の光をたっぷり浴びてまだ温もりを残した赤土に寝そべって見上げた夜空に、天の川が見えました。この天の到着とともに、私の新しい一年も始まった事だなぁ。”

余談なのですが、不思議だった事。
なんか、私だけどんどん流れ星が見つかって、みんなに「えー」って言われて
「coz today is my birthady」って言ってたんだけど、ある時ぴたっと見つからなくなったんです。時計を見たら12時を過ぎて日付が変わっていたんですね。こういう事ってあるんだ。
んで、今まで見つからなかった子が見つかるようになって、「my age has gone. Your age has come」って、「時代がキター」っていう日本の流行語を直訳したら、伝わってうけてました笑。

この夜をば

そんなこんなで、冷静に色んな意味で、人生で一番幸せなお誕生日を過ごさせて頂きました。
最後に、そんな誕生日の一句を。

この夜をば 我が夜とぞ思う 幾ばくの流れる星に 掛ける願なし

遠い祖先に当たる藤原道長の「この世をば」の一句を思い出しつつ(さすがに私はこの世を我が世とは思ってないので)。
「びっしりと星が散りばめられた夜空に、何個も何個も流れ星が流れるけれど、今が幸せすぎて掛ける願い事もないことよ」

 

日の出はばっちり見れました!

 

どこまでも続く、さらっさらの赤土
らくだちゃんと私たち

日記は続けますー!

 

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